歯を強くするための生活習慣

みなさんこんにちは、京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。

うちは親も総入れ歯で歯がもともと弱い体質で、虫歯や歯周病になるのは仕方がない、と最初から虫歯や歯周病になってしまうことをあきらめていらっしゃる方がいます。

ですが、歯はいつでも、習慣を変えれば、強くすることができます。もう、年齢が年齢だし、なんてことも関係ありません。

そんな今日からできる歯を強くするための生活習慣のポイントをご紹介して行きます。

歯を強くするための生活習慣は主に3つのポイントがあります

ポイント1 規則正しい生活

意外とできてそうでできていないのが規則正しい生活です。

例えば、夜遅くまで仕事をしたから、夜遅くのビール、寝る前の間食というのは、虫歯リスクが大幅に上昇します。唾液は副交感神経と交感神経が作用して分泌されます。

サラサラの唾液を分泌する副交感神経は、リラックスするときに分泌されます。

ですが、不規則な生活を送ると、自律神経が乱れ、うまく唾液分泌ができなくなり、虫歯や歯周病に罹りやすくなります。ですから、仕事が早く終わったら早く寝て、早起きしましょう。

ポイント2 しっかりよく噛んで食べる

朝ごはん、お昼ご飯、毎日の食事にかける時間はどれくらいですか? 中には5分なんて方もいらっしゃるかもしれません。

早食いはそのまま飲み込んでいるだけで、噛む行為をおろそかにしています。しっかりと噛むことで唾液が分泌されます。

噛むことで、唾液が口の中全体に広がり、口の中に食べかすが溜まりにくくなります。

早食いでは、そのまま食べかすがたくさん口の中に溜まりやすくなります。もちろん、唾液の分泌も少なくなります。

1回噛むごとに何回噛んでいるか、1口20回以下は要注意です。歯を強くするために、ご飯1口に30回以上噛んでいるか確認して見ましょう。

ポイント3 毎日の歯磨き習慣

そして皆さんご存知の毎日の歯磨きが歯を強くする大きなポイントです。

特に寝ると唾液分泌が大幅に低下します。その結果、寝ている間に細菌が増殖します。

ですから、しっかりと寝る前に歯磨きをして虫歯菌や歯周病菌を減らすようにしましょう。

また起きてすぐ、うがいをしましょう。朝起きたお口の中は、なんと糞便の10倍もの細菌がいるといわれています。

さらに歯を磨かずに寝てしまったら、それ以上の細菌が口の中で繁殖しています。特に寝る前、そして起床直後の歯磨きをしっかりとして歯を強くして行きましょう。

また定期的に歯科医院に行って、歯の掃除やフッ素塗布を行ってもらうことで歯はさらに強くなります。

毎日の習慣と歯の定期検診で、ぜひ、虫歯、歯周病知らずの生活を送りましょう。

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