虫歯になりづらいおやつとは

みなさんこんにちは、京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。

美味しいおやつを食べたいですが、どうしても虫歯リスクが気になりますよね。特に小さいお子さんでは虫歯になるのは困るけど、頑張った時のご褒美のおやつをついつい食べさせてしまうと悩む保護者の方も多いです。

そこでこの記事では、虫歯になりづらいおやつをご紹介します。

1.虫歯になりやすいおやつは?

虫歯リスクの高いおやつがあります。それは歯にくっつきやすくて糖分が多く配合されているおやつです。

キャラメルやチョコレートは虫歯になりやすいおやつの代表といえます。また意外と意識されていないのがキャンディーです。

キャンディーは長時間、糖分を舐め続けています。イメージとしては長時間、砂糖を歯に塗っているのと同じです。

ですから、長時間口の中に存在する糖分は非常に虫歯になりやすいです。

毎日食べてはダメとは言いませんが、特に虫歯になりやすい小さなお子さんはできるだけキャンディーやチョコレート、キャラメルといった虫歯になりやすいおやつは避けるようにしましょう。

2.虫歯になりづらいおやつとは?

虫歯になりやすいおやつもありますが、虫歯になりづらいおやつがあります。

それはたくさん噛む必要があるおやつです。例えばナッツ類は歯に付着しにくいので虫歯リスクが低いです。

ただし、乳幼児はナッツ類で誤飲の危険があるので4歳未満のお子さんにはおすすめできません。歯に付着しにくいリンゴなどのフルーツもおすすめです。

他にもおすすめなのがキシリトール配合のおやつです。最近ではガム以外にもタブレットタイプや、キシリトール配合のチョコレートまで販売されています。

キシリトールは虫歯菌が消化できない糖類のため、酸を産生しません。ですので、小さなお子さんにはキシリトール配合のおやつがおすすめです。

3.虫歯になるおやつを避ける前に

できるだけ小さいときは虫歯になりにくいおやつを食べさせることが重要ですが、規則正しい生活と毎食後の歯磨きの習慣化もとても重要です。

いつまでもおやつをダラダラと食べているといつまでもお口の中が酸性状態で虫歯リスクが高くなります。

ですので、おやつを食べる時間を決めて、夜ふかしをしないようにしましょう。

どうしても虫歯の多いお子さんは寝る時間が遅いので夜におやつを食べてしまう傾向があります。

虫歯になりにくいおやつは時々食べて、日々の規則正しい生活と歯磨き習慣で虫歯を予防しましょう。

また、小さいお子さんは歯科医院での定期的なフッ素塗布によって高い虫歯予防効果があります。

ぜひ小さいお子さんは虫歯になる前に定期的に歯医者さんで虫歯予防をしてもらいましょう。

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