歯並びをよくするために気を付けること

歯並びで気を付ける事

こんにちは。歯科医師の酒井です。

歯並びって気になりますよね。大人になってしまうと成人矯正をしないとなかなか改善しないというところもありますが、20代のときは歯並びがよかったのに30代、40代と年齢を重ねていくたびに歯並びが悪化してきたという方もいます。

また子供のうちから歯並びを予防できるならきれいに維持してあげたいというお母さんも多いかと思います。

そこで歯並びをよくするために気を付けることをご紹介していきます。

まず子供のうちにきれいな歯並びにしていくために大切なことは正しい姿勢でよく噛むことです。

最近の子供の歯並びは、顎の小ささに対して歯が大きいといったアンバランスさが引き起こしていることが多いです。

最近はどうしても野菜を食べる量が昔と比べて少なくなってきています。

野菜を食べない子供

繊維質のものをしっかりと食べることで噛む回数が増えるので、顎の成長を促すことができます。

しっかりとよく噛むために、日本歯科医師会でも、カムカムクッキングという取り組みをしているくらいです。

しっかりと噛むためのメニューを考えるのは、とてもお母さんとしても大変なので、「カムカムクッキング」と検索してみて、そのレシピを参考にしてみましょう。

食べる姿勢も大切です

またお子さん専用の食卓椅子を準備して地にしっかりと足をつけてご飯を食べさせることも大切です。そうすることで、食べるときに軸がしっかりとします。

正座して食べるのもいいでしょう。背筋をしっかりと伸ばして食べることで、歯には正しい方向の噛む力が加わります。猫背でご飯を食べてしまっていると噛む力のベクトルが前のかかってしまうため、出っ歯を引き起こしやすくなります。

ですので、正しい姿勢で噛むことも歯並びをよくするためには必要です。

大人の歯並びは、親知らずに注意

親知らずに注意

せっかく歯並びを子供のときからきれいに矯正してきたのに、歯並びが悪くなってしまうことがあります。親知らずが生えてきて、生えてくるときにスペースがないので、前に押す力が加わり、歯並びが悪化してしまうのです。

奥歯に違和感を感じたら、早めに歯並びが悪化しないために予防的に親知らずを抜いておくことが歯並びをよくするためには重要です。(親知らずが生えても問題ないスペースがあれば抜く必要はありません)

親知らずがあるかどうか、生えてきているかどうかは、歯医者さんでの定期的な検診でも確認することがあるので、半年に1回は歯医者さんで定期健診をうけましょう。

高齢になるにつれて歯並びを悪くさせてしまう原因は歯周病

歯周病に注意

歯周病は、歯を支える骨を溶かしてしまう、とても怖い病気です。

歯がグラグラになってしまうので、歯並びが悪くなっていきます。

歯周病は歯磨きと歯医者さんでの定期的な歯石とりで予防することができます。

ですので、歯並びが大人になって悪くならないようにするためにも、歯周病予防を心がけましょう。

歯周病は定期検診で予防できます。

京王八王子駅前歯科では、歯周病予防にも力をいれているのでぜひお気軽にご相談ください。

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