女子必見!生理中は口が臭くなる理由と対策

口臭が気になる女性

こんにちは。歯科医師の酒井です。

口臭ケアを頑張っているという女性は男性以上に多いかと思います。

どうしても口が臭いイコール、男性というイメージが強いですが。実は女性の方が要注意なのです。それは生理があるからです。生理期間中は口が臭くなりやすくなります。

女性が口臭になる理由と、おすすめの口臭対策についてご紹介

そもそもどうして、生理中は口が臭くなりやすくなるのでしょうか。

その原因は、女性ホルモンの変化にあります。女性ホルモンが生理前から徐々に増加していきます。

歯周病菌にはたくさんの種類の細菌がいますが、その中の細菌で女性ホルモンを好んで、増殖する細菌がいます。女性ホルモンが増加することで、歯周病菌が増加しやすくなります。

さらに、免疫力も生理前や生理中は低下しやすくなってしまうので、歯周病予備軍の女性も歯周病に進行しやすくなってしまうのです。

こういったことから、生理中は口臭が強くなりがちです。

これは生理的な変化ですので、ある程度仕方ないですが、女性としてはやはり口臭がきつくなるのはどうにかしたいですよね。

そこで、生理中でも口臭がきつくならない対策をとるようにしましょう。

口臭予防に大切な3つのポイント

大切なポイントは3つです。

1つ目のポイントは

生理中の歯みがきは丁寧に

生理前から悪化傾向があるので、毎日の歯磨きを生理前からはよりしっかりと歯磨きをするようにしましょう。サッと磨くのではなく、1本1本丁寧に歯を磨くようにしましょう。特に歯と歯茎の間に汚れがたまらないように磨くのが重要です。

2つ目のポイントは

ガムを食べて唾液の分泌量を増やす

しっかりと唾液を分泌させることです。女性ホルモンの影響で自律神経のバランスが崩れやすくなり、唾液分泌が生理期間中は低下してしまいがちです。

規則正しい生活を心がけ、普段よりもしっかりと噛むことを意識して、唾液分泌を増加させましょう。

ガムを噛むのもおすすめです。

寝る前のお肌ケアのときに耳の前をぐりぐりとマッサージするのもおすすめです。唾液線がしっかりと刺激されて、唾液分泌が活性化されます。

そして3つ目のポイントは

しっかりと生理前に歯医者さんでケアを行ってもらうことです。しっかりと生理が始まる前に歯医者さんでのプロフェッショナルケアを受けることで、歯周病菌がかなり減少するので、女性ホルモンが増加しても、口臭がきつくなるのを予防できます。

毎月のことで憂鬱な期間だからこそ、少しでも快適に過ごせるために。日ごろからお口のケアを頑張りましょう。

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