一般歯科と小児歯科の違いは?

歯医者で診察を受ける子供とお母さん

皆さんこんにちは。京王八王子駅前歯科です。

今日は、「一般歯科」と「小児歯科」の違いについてお話ししたいと思います。

小児歯科は、読んで字のごとく子供を対象とした歯の治療を行う事を指すのですが、専門科目として置くのにも理由があるのです。

小児歯科の目的とは

小児歯科は、これから成長していく過程の中で問題がないかチェックしながら、将来に向けて口の中を健康に保つことを主な目的にしています。

お父さん・お母さんの協力も必要なので、家族全員でお子様の歯の事を考えるための教育もこれに含まれています。

お子様の歯やあごが仮にずれていたとしても、大人に比べて非常に動かしやすいことから矯正に向いた時期でもあります。

幼少期にしっかりと口腔環境を整えておくことで、大人になった時に虫歯や歯周病になりにくくなるのです。

小児歯科の対象年齢は?

小児歯科の対象年齢は、0歳から永久歯が生え揃う15・6歳くらいです。

これは、子供によってタイミングは様々なので、目安としてお考えいただければと思います。

乳歯と永久歯の違い

乳歯と永久歯の見分け方は、乳歯の方が永久歯よりも一回り小さく、乳歯は白く永久歯は黄色っぽいのが特徴なので、小さなお子様がいらっしゃる方は見比べてみてください。

乳歯は、永久歯と比べて小さいため永久歯よりも隙間が生まれやすいです。

また、乳歯は永久歯よりもエナメル質や象牙質が薄くもあります。

上記の2点の理由により、大人よりも虫歯になりやすい環境にあるのです。

小児歯科ではどんな治療・予防をするの?

小児歯科の予防対策は、フッ素を歯の表面に塗ったり、フッ素入りのプラスティック「シーラント」でみがき残しの多い奥歯の溝を埋めてあげるなどあります。

小児歯科の治療は、虫歯の治療だけでなく、受け口の改善をするための「ムーシールド」と言う専門のマウスピース治療や歯並びを改善する小児歯科矯正など・・・大人になるとあごの骨が完全に固まり簡単に矯正できないので、子供の時に矯正を行うことをお勧めしています。

小児歯科を選ぶポイント

小児歯科を選ぶポイントとしては、当たり前ですが「小児歯科」を掲げているかが一つ目のポイントになります。

また、子供はどうしても歯医者さんを怖がる傾向にあるので、歯科医師や歯科衛生士のコミュニケーション能力が問われます。

その歯科医院が子供の歯科治療にどのように向き合っているのか、どのような設備があるのかなどホームページなどを見て判断してみると良いと思います。

どうせ抜ける歯だから大丈夫だと思わないで

乳歯の虫歯が進行すれば、次に生えてくる永久歯にも影響が及びます。

また、乳歯が虫歯になることで噛み合わせが悪くなることも考えられますので、どうせ抜ける歯だから大丈夫だと思わず定期的な検診をお勧めします。

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