日本人は、欧米人に比べて顎が小さく、親知らずに関係した口の中のトラブルが多いので、お悩みの方も多いと思います。
親しらずは、歯医者さんで抜けると一般的な方は思っているでしょうが、実は対応できる歯医者と対応できない歯医者があるのはご存知でしょうか。
親知らずの治療は、「口腔外科」の分野になり、それを扱う歯医者のみ対応ができます。
1.一般歯科と口腔外科の違いについて
歯医者と言っても実は様々な分野があり、「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「予防歯科」「審美歯科」「口腔外科」などがあります。
それぞれに専門性が必要となり、どれかのみを行っている歯科医院もあったり、京王八王子駅前歯科のように総合的に行っている歯医者もあります。
今回は、その中でも「一般歯科」と「口腔外科」の違いについてピックアップしてお話ししたいと思います。
1-1.そもそも一般歯科ってなぁに?
一般歯科とは、虫歯の治療や歯周病の治療をはじめとした、皆さんがイメージする歯科の事です。
虫歯を取って詰め物をしたり、歯の神経の治療をする事を主としています。
また、上記に補足して歯磨きの指導なども行います。
1-2.口腔外科ってどんなことをするの?
口腔外科とは、口の中や顎・唇と唾液腺・顔や顎の形を作る骨や関節などで生じた病気や怪我を診断・治療する専門科目となります。
本題にもある、親しらずの治療や親しらずが原因となる様々な症状は、口腔外科の対象となるのです。
京王八王子駅前歯科の口腔外科では、親しらず治療の他にも唇などにできる「粘液膿疱」の摘出手術や、歯茎にみられる良性の「限局性腫瘤(しゅりゅう)」の摘出手術、歯周病が進行してしまった部位の歯茎を切開し、歯根面に付着しているプラーク(歯垢)や歯石を直視下で除去するフラップ手術等を行っております。
2.親知らずは歯医者で抜けるのか
上記の文章を読んでいると、親知らずを抜く際に、一体どこに行けば良いのか迷いますよね。
歯医者でも抜ける親知らずがあります。
それは、まっすぐ生えていて、歯茎に埋まっていなければ難しい抜歯ではないので、問題ないと思います。
しかし、歯が歯茎に埋まっている場合や、歯の生え方が真っすぐでなく斜めに生えていたりすると口腔外科での治療になります。
3.京王八王子駅前歯科で親しらずを抜く方法とは
一言で親しらずを抜くと言っても、生え方や環境に応じて治療方法は様々です。
・横に生えている親知らず
歯石を取るなど口の中を奇麗な状態にして、CTスキャンで親しらずの状態を確認した後に抜歯します。
・真っすぐに生えているが骨の中に完全に埋まっている親知らず
歯石を取るなど口の中を奇麗な状態にした後、CTスキャンで親しらずの状態を確認。歯茎の切開をし、埋まっている歯の周りの骨の除去、親知らずを割って抜歯します。
・骨の奥に入り込んでしまっている親知らず
上の状況と同じく、清掃→CTスキャン→歯茎の切開→埋まっている歯の周りの骨の除去→親知らずを割って抜歯します。
・神経に絡みついてしまっている親知らず
神経が絡みついた親知らずをそのまま抜歯すると神経麻痺を起こすことがあるので、2回に分けて親知らずを抜歯します。1度目は、親しらずの上部のみ。数カ月待ち、歯が動き神経から離れたことを確認したら残りを抜歯します。
などなど
一般的な親知らずの抜歯方法
通常、親しらずを抜くと術後、大きな痛みが出ます。
親知らずが生えている周辺には、大きな血管や神経が流れているので、ペンチで引っこ抜く抜歯だと大きな痛みが出るわけです。
また、親しらずが歯茎や骨に埋まってしまっている場合、のこぎりで周囲の骨を切るので、これもまた術後の痛みは大きいのです。
上の写真をご覧ください。
一般的な抜歯は、写真左上の「ヘーベル」でテコの原理で歯と顎の骨を剝がします。写真の右上の道具は、「鉗子」といって、親しらずを挟んで引っこ抜くのに使われます。下の道具は、「マイクロソー」といって、のこぎりのようなもので骨を削るのに使用します。
京王八王子駅前歯科で親しらずを抜くと痛みが大幅に軽減
京王八王子駅前歯科で親しらずの抜歯では、「ピエゾサージェリー®」と言う最先端機器を用いて抜歯を行います。
ピエゾサージェリー®は、超音波によって、骨を削ります。絵を描くように自在に骨を削れるため、無駄な量の骨切りを行いません。
しかも超音波によって親知らずを骨から浮かせるため、引き抜く力も少なく済みます。
インプラント手術や親知らずの抜歯、歯周外科などの外科的処置を行う際に、ほかの組織を傷付けずに骨だけを切削することができるのです。
血管や粘膜・神経などの軟組織を損傷せずに切削でき、骨に与えるダメージが少ないので術後の腫れや痛みを抑えられて治癒が早まります。
患者さんの体に優しい治療が可能です。