良い歯医者を探すポイントとは

歯医者さんを選ぶとき、どんなことをポイントにして探していますか?

今ではインターネットが普及し、ホームページをみたり、口コミサイトを参考にして歯医者さんを探す方も多いかと思います。

そこで、専門家だからこそ、わかる!良い歯医者さんを探すときのポイントをご紹介します。

まず、良い歯医者の条件とは何でしょうか。

最も大切なことはインフォームドコンセント、患者さんの話をしっかりと聞くかどうかということです。

治療のスキルは確かにとても重要です。

ですが、そもそも、患者さんの症状をみて、患者さんがどんな治療を希望しているかがわからないと、患者さんにとっての最高の治療は受けられません。

例えば、歯が一本、抜けてしまったとしましょう。

このとき考えられる治療の選択肢は主に3つです。

保険診療ではブリッジ治療が主に選択されますが、他にも部分入れ歯、そして自由診療ではインプラントといった選択肢が挙げられます。

ブリッジはインプラント治療に比べて、治療費も保険診療のため治療費も安くなりますが、デメリットは両隣の健康な歯も削ってかぶせる必要がでてくるということです。

一方、インプラントは保険がきかないですが、両隣の健康な歯を削る必要がなく、他の歯の寿命を短くしてしまうリスクが少ないということです。

部分入れ歯も、ブリッジ治療に比べて針金をひっかける部分を少し削るだけで、歯の侵襲が少ないですが、異物感が入れ歯のため一番強いといったデメリットがあります。

どの治療が正解といった答えはありません。

患者さん本人がどういった価値観で、どの治療を選ぶかは本人の自由だからです。

それぞれのメリット、デメリットをよく考えて自分にとって何が一番いいかを歯科医師と一緒に考えていくことが治療にとっては大切なのです。

ですから、よく患者さんの話を聞いて、提供できる治療の選択肢を提示し、メリット、デメリットをしっかりと伝えるのが良い歯医者さんといえるでしょう。

そのうえで、自分はインプラントの治療を受けたいのであれば、歯科医師の学会、インプラントであればインプラント学会の認定医の資格を持つ歯医者さんを選ぶといいでしょう。

むし歯なら歯科保存学会、歯周病なら歯周病学会とインターネットで検索するとでてきます。

各地域の認定医がホームページに掲載されているので参考にしてください。

またインターネットの口コミではなく、自分の家族や友人など信頼できる方の口コミをぜひ参考にしてください。

治療は人と人とのコミュニケーションなので、家族や友人の口コミはインターネットの口コミよりもずっと参考になります。

ぜひ良い歯医者さんと巡り会って、かかりつけ歯科医をみつけてくださいね。

関連記事

  1. 歯ブラシの保管、どうしていますか?

  2. 自費治療と保険治療の違いについて

  3. 歯医者で診察を受ける子供とお母さん

    一般歯科と小児歯科の違いは?

  4. 入れ歯だから歯磨きしなくていい、は真っ赤な嘘

  5. 歯のセルフケアのおすすめ

  6. 成人歯科矯正は遅い?