爪噛みや指しゃぶりは歯に悪影響

みなさんこんにちは、京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。

卒乳をして、おっぱいを卒業してくれたのに、さみしいときや気づくと癖で、爪噛みや指しゃぶりをしてしまうお子さんがいます。成長の過程で、徐々に爪噛みや指しゃぶりはやめていきますが、小学校高学年になってもずっと癖が抜けずに、やり続けてしまうお子さんもいます。

いつまでも大きくなっても、悪い癖を続けてしまうと、歯の成長に悪影響を与えてしまいます。ではどういった悪影響が出てしまうのか、爪噛みや指しゃぶりによって引き起こされる悪影響について、詳しくご紹介します。

爪噛みや指しゃぶりが原因で起きる問題とは

爪噛みや指しゃぶりによって一番影響がでるのは、歯並びです。

歯並びは、唇と、舌の力のバランスが取れる位置で並びます。

例えば、唇を閉じる力が弱いと、舌の押される力に負けて、前歯が出てしまって、出っ歯、上顎前突と呼ばれる症状を引き起こしてしまいます。

爪噛みや指しゃぶりには唇と舌の力以外の力、指の力が加わってしまい、パワーバランスが崩れてしまいます。

指しゃぶりであれば、指で前歯を押すので、歯が前へ出てしまいます。しかも、歯だけでなく、顎の成長も促進させてしまいます。

指しゃぶりは上顎を引っ張ってしまうので、骨に負荷がかかって成長を促進します。その結果、出っ歯になって、歯も前に出て、顎の骨も成長して前に出てしまうのです。

爪噛みであれば、前歯と前歯の歯の間に爪を差し込みます。そのため、歯と歯の間が空いてしまい、すきっ歯の状態を引き起こします。爪噛みや指しゃぶりはこのように歯並びに悪影響を与えます。

卒乳後に爪噛みや指しゃぶりが続くと歯並びに影響して手術の可能性も

特に大人の歯が生え始める幼稚園の年長さんから小学校低学年は、顎も歯が生えてくるのに伴って、大きく成長していく時期です。

この成長が著しい時期に、爪噛みや指しゃぶりをしてしまうと、一度、成長してしまった状態は、矯正や骨であれば手術をしないと、元には戻せないので、一生、出っ歯などの歯並びで悩むことになります。

ですから、卒乳してから、1年以上、指しゃぶりや爪噛みがやめられないのであれば、ゆっくりお子さんのペースでいいので、やめていくようにしましょう。

爪噛みや指しゃぶりは幼稚園になると、周りのお友達の関係で恥ずかしいという意識とともにやめていくことがほとんどです。

またすでに、指しゃぶりや、爪噛みの影響で歯並びが悪くなってしまっているという場合は、早期の矯正治療で、歯並びを改善することもできます。

矯正に関する相談も当院では行っていますので、お子さんの癖で気になることがあれば、いつでもご相談ください。

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