年齢を重ねるごとに気になってくるのがほうれい線です。
昔はこんなにほうれい線が深くなかったのに、どんどん深くなって顔の印象も老け込んでしまっている、そんな悩みを持つ女性も多いかと思います。
実は、そのほうれい線ですが、「歯」と深い関係があることをご存知でしょうか。
歯の本数が減るごとに、ほうれい線は深くなっていくのです。
最もわかりやすいのは総入れ歯のおばあちゃんです。
総入れ歯をいれると、とても若々しいのに、総入れ歯を外した瞬間、50代くらいにみえた女性もいっきに60代、70代と老け込んでしまうのです。
これは、口の中の空間を歯が支えているからです。
歯があることで、歯が唇やほっぺたをサポート、支えてくれるので、皮膚が伸ばされてシワがない状態をキープすることができるのです。
これを歯科の専門用語では、リップサポートと呼びます。
ほうれい線は皮膚のシワなので、皮膚科でヒアルロン酸やボトックスといった治療をすれば改善するという印象が強いかと思いますが、そもそも歯がなければ、ほうれい線を改善することはできないのです。
ですので、まずは歯の治療をしっかりとして、お口の空間を維持してあげることが、ほうれい線対策としてとても重要となります。
もちろん、ほうれい線改善にヒアルロン酸などは効果期待できます。しかし、歯が1本もないのに、ヒアルロン酸を注射しても、ほうれい線はよくなるはずがないのです。
もし、ほうれい線がだんだんと深くなってきたという方は、歯や歯茎の状態を歯科医院でチェックしてもらいましょう。
歯周病が進んで、歯がグラグラしていたり、むし歯を放置したまま、根っこの状態にまで進行してしまっていたりすると、口の空間をキープできなくなり、ほうれい線が深くなりやすくなってしまいます。
若いうち、20代、30代のうちはまだ肌に水分があるので、かりに歯や歯周病の治療をしていなくても、ほうれい線がそこまで気にならなかった方も、年齢とともに肌のハリがなくなっていくと、いっきにほうれい線が深くなって老け込んでしまうのは、むし歯を放置していたり、歯周病が進行している可能性が非常に高いです。
いつまでも若々しい、ほうれい線で悩まないためにも、お口のケアは非常に重要です。
ですので、ほうれい線を撃退するためにも、毎日の歯磨き、定期的な歯医者さんでのメインテナンスが大切です。
また、歯周病やむし歯によって歯を失ったことが原因でほうれい線が深くなってしまった場合は、歯の審美治療や、入れ歯治療を行うことで、すぐにほうれい線が改善することが期待できます。
ただし、何年も歯の治療をせずに放置していると、改善したはずのほうれい線が歯の治療をしてもすぐによくならないということがあります。
ですので、むし歯になったら、すぐに歯医者さんで治療を行いましょう。
ほうれい線を撃退するなら、まず高い美容液を買う前に一度、歯科医院で歯の検査を受けてみてくださいね。
京王八王子駅前歯科では、前歯の審美歯科診療も行っていますので、お気軽にご相談くださいね。