みなさんこんにちは、京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。
歯科医院の治療には、保険で行う治療と、自費で行う治療があります。
自費診療は保険が使えないため、どうしても高いです。
ですが、果たして本当に高いだけなのでしょうか。実は長い人生でみると、保険でできる治療よりも、自費で行う治療の方がお得なことが非常に多いです。その理由を詳しく解説して行きます。
保険診療の限界
歯周病や、虫歯で歯が1本なくなってしまったとしましょう。
保険ではブリッジ治療かもしくは部分入れ歯しかできません。
多くの人は、1本の歯を失ってしまった状態では、ブリッジ治療を選ぶ方がほとんどです。
ブリッジ治療の場合、両隣の2本の歯を削って、被せものをします。
当然、両隣の歯は削られてしまった上に、一本なくなってしまった歯の負荷もかかってくるため寿命が短くなります。
歯の状態にもよりますが、ブリッジ治療の場合、平均で7年の寿命であることが報告されています。つまり、10年立たないうちに、再治療になると一気に3本分の歯が失われてしまう可能性があるということです。
奥歯が3本なくなってしまえば、部分入れ歯しか保険では選択がなくなってしまいます。
仮に30歳でブリッジ治療をするとしっかりケアしないと、40歳で入れ歯になってしまう可能性があるのです。
治療費としては、ブリッジ治療であれば、保険を使えば3割負担の方で2万円程度ですみますが、将来、入れ歯になってしまうことを考えると、噛めない、見た目が悪いということがずっと解消されないまま、長い人生を過ごすことになります。
自費診療の方がメリットの高い理由
一方、自費診療であるインプラントを選択していたとすればどうでしょうか。
1本、仮に50万円という治療だとしましょう。
ですが、インプラントは今や、その寿命は10年を超え、きちんとケアしていれば20年近く、今でも健康な歯と変わらずに噛めている患者さんが大勢います。
仮に20年だとしても1年でかかる費用は、2万5000円です。
毎日、365日、入れ歯を使わずに、柔らかいものを選んで食べる必要もない、若いときと変わらず、好きなものを好きなときに食べられる生活を遅れるとすると1日にかかる費用は、立ったの70円なのです。
もちろん、その時点で見たときは高い買い物であることは変わりません。
ですが、有名なビジネス雑誌プレジデントのアンケートで、若いときにやらなくて後悔したことが歯の定期検診です。それくらい、歯を失うことは一生後悔することなのです。
将来、歯のことで後悔しないために、自費治療で得られう大きなメリットを治療を選ぶときに考えてみてくださいね。