みなさんこんにちは、京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。
喫煙者の方は、非喫煙者の方と比べて、歯磨きで気を付けるべきことがあります。
喫煙者の方が歯磨きで気を付けるポイントをご紹介します。
喫煙者が歯磨きで気を付ける3つのポイント
喫煙者の方が歯磨きで気を付けるべきポイントは主に3つあります。
歯磨きの磨き方、歯ブラシ、歯磨き粉です。
喫煙者の方が特に気になるのが歯にこびりつく、たばこのヤニです。
たばこのヤニは特に、歯の裏側、舌側に特につきやすいです。
これはタバコを吸うときに、歯で加えますので、吸ったヤニの原因となるタールなどのタバコに含まれる成分が歯の裏側に付着しやすいです。
ですので、普段の歯磨きは、歯の裏側までしっかりと磨く必要があります。
特に前歯の裏側は一番、付きやすいので、歯一本一本、歯ブラシをしっかりと密着させて小刻みに磨きましょう。下の前歯は歯ブラシを裏側に垂直に当てるのは難しいので歯ブラシの角の部分を使って磨きましょう。かかとみがきと呼ばれる磨き方で、歯ブラシの角を使うことで、前歯の裏側がとても磨きやすいです。
次に気を付けるポイントが歯ブラシです。
喫煙者の方は、ヤニも気になりますが、歯周病リスクも上昇します。
しかし、タバコを吸っているせいで、歯ぐきの血流が低下し、歯茎が腫れるのは急激に悪化したときです。通常、健康な人の場合は、歯周病菌によって歯茎に炎症が起きると、すぐに歯茎から出血したり、軽度に歯茎が腫れてきます。
ですが、タバコを吸っていると、血流が低下しているので、体の免疫機能が低下して、軽度であれば歯茎はそこまで腫れません。腫れないのだからいいのでは?と思う喫煙者の方もいるかもしれませんが、軽症のうちに症状がでないということは歯周病が重症化しやすいということです。
ですから、喫煙者の方は、歯ブラシは、歯周病用の歯ブラシである柔らかい歯ブラシと、ヤニをとるための固めの歯ブラシを使うようにしましょう。
最近では、ヤニをしっかりと落とせて、なおかる歯周病予防にもいい電動歯ブラシが販売されていますので使い分けるのが大変という喫煙者の方は、電動歯ブラシを使うといいでしょう。
そして喫煙者が歯磨きで気を付けるべきこと、最後は、歯磨き粉です。
ヤニはかなりこびりついていつので、研磨剤が多く含まれたホワイトニング歯磨き粉がよく薬局や通販番組で売られています。
ですが、研磨剤が多く含まれた歯磨き粉は、使えば使うほど、歯の表面が傷つき、どんどんヤニがつきやすくなります。
ですので汚れを浮かせて落とす、ポリリン酸ナトリウムが配合されたホワイトニング歯磨き粉を使いましょう。
当院では喫煙者の方のための歯磨き指導や、歯磨きグッズを販売していますので、お気軽にお問い合わせください。