歯医者の院内処方と院外処方の違いについて

みなさんこんにちは、京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。

内科などの病院では、薬局が病院の近くにあって、処方箋をもらって、処方されたお薬を服用することが多いです。

そんなお薬の処方ですが、処方箋をもらって、薬局でお薬をもらう院外処方とお薬を直接病院でもらう、院内処方があります。

歯医者さんにおける、院内処方と院外処方の違いとはなんなのか、詳しく解説していきます。

多くの歯科医院が院内処方なのはなぜ?

歯医者さんの多くは、院内処方であることがほとんどです。

京王八王子駅前歯科も、院内処方です。

歯科の病気のほとんどは、細菌感染によるものです。

ですので、細菌感染を抑える抗生物質や痛みを止める、解熱鎮痛剤が処方されます。

むし歯が感染して、根っこの先まで膿があるときには、抗生物質と、痛みがある場合は痛み止めも一緒に処方されます。

歯周病でも、歯茎が腫れている場合は、細菌が増殖して炎症がおきているので、抗生物質と炎症を抑えるための痛み止めが処方されます。

歯の治療にはさまざまな選択肢があるのですが、歯を失う原因のほとんどがむし歯と歯周病のため、歯科医院が扱う薬の種類は、内科の病院と比べると非常に少ないです。

ですので、院内処方を採用する歯科医院がほとんどです。

一方、内科の病院であれば、例えば、糖尿病の薬、高血圧の薬、コレステロールを抑えるお薬などさまざまな薬が必要になってきます。

そのため、薬の管理が非常にたいへんになってきます。しかも、生活習慣の薬は1か月単位で処方されることも多いので、薬の量も多いです。

そこで、お薬のプロである薬剤師が活躍するのが院外処方です。

薬局は薬を管理し、処方することに特化しているので、たくさんの薬の種類を扱うことができます。分業することで、効率的に最適な医療を提供することができます。

ですから、さまざまな病気のたくさんの種類の薬は、院外処方を行うことで、薬の管理をしっかりと行うことができます。

このように院内処方と院外処方の違いは医師や歯科医師が、処方箋を発行して、薬局で薬を処方するか、病院内で薬を処方するかということではありますが、扱う薬の数が大きく関係しています。

京王八王子駅前歯科では、院内処方を行っていますが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病で薬物治療を受けている方は、受付にて、おくすり手帳もしくは処方してもらったお薬の服用説明書も一緒にご提示していただくことをお願いしています。

どんなお薬を服用しているか、飲み合わせなどに問題ないかをしっかりと確認して、お薬を処方します。ぜひおくすり手帳をお持ちの方は受付にて提示してくださいね。

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