みなさんこんにちは京王八王子駅前歯科の歯科医師酒井です。
日頃からみなさんが食事をしたり、会話をする際に「歯並び」や「噛み合わせ」を意識したことはあるでしょうか?小さい時からの習慣や毎日行う事なので、特に「噛み合わせ」に関してはあまり意識したことがない方が多いのではないでしょうか。
今回はその「歯並び」とそれに連なる「噛み合わせ」についてお話しします。
ご自分の歯と比べ、目安にしてみてください。
良い歯並びとは
ご自分でも目安としやすい良い歯並びの基準となる箇所をご紹介します。
・上下の歯の中心(上下前歯の中心位置)が合っている
・歯が均一に並んでいる(ガタガタと前後左右に重なっていない)
・上前歯に下前歯が強く当たらない(奥歯を噛む時のような当たり方をしていたら注意)
・歯を噛み合わせた時に痛みや違和感を感じない
・何度噛んでも同じ所に噛み合うこと
歯並びが悪い場合、噛み合わせが一定でなく毎回違う場合が多いです。目安としては、両奥歯が上下しっかり当たり、均等に力が入ることを確認してください。
歯並びはなぜ悪くなるのか
生まれ持った顎の大きさや骨格が大きく関係しています。顎や骨格が小さい方は歯の生える隙間がそもそも少ないため、歯が並びきらずに前後や左右にずれることで生えるスペースを確保し、生えるため歯並びが悪くなります。
また、顎の大きさに対して歯が大きい場合も歯が顎に収まりきらず、前後にずれて生えてしまいます。
その他では、乳歯から永久歯に生え変わる時期に乳歯が抜けるのが遅く、永久歯が生えるのを邪魔することにより歯並びが悪くなる場合があります。
永久歯が本来生える場所にいつまでも乳歯がある場合、乳歯を避けるように永久歯が生えてしまい、結果として歯がまっすぐ生えずに歯並びが悪くなってしまいます。乳歯がグラグラと揺れていない場合も、乳歯の近く(前後の歯ぐき)に歯の頭が見えてきた時には歯科で抜歯をした方が良いでしょう。
また日頃から何気なくおこなっている習慣が歯並びに影響することもあります。
特に、顎の骨格が形成される乳歯から永久歯へ生え変わる時期には注意が必要です。肘をつき顎をのせる癖や歯ぎしり、指しゃぶりなどにより、歯並びに留まらず顎の形成にまで影響を及ぼすこともあります。
歯並びを悪くしないために
大人になってからでは歯列矯正を考えるしかありませんが、乳歯から永久歯に生え変わるまでなら顎(歯の生える範囲)を広げるマウスピースや歯の抜けかわりのタイミングを見ることにより、歯が正しい位置に生えるよう管理することができます。
このように、子供(永久歯に生え変わる前)なら歯列矯正をするよりも少ないストレスと負担できれいな歯並びにすることが可能になります。
お子さんの歯並びが気になる方や、ご自分の歯並びで気になる箇所がある場合は一度歯科へご相談してみてはいかがでしょうか。矯正はお口の状態などにもよりますが、部分矯正という選択肢もあります。
京王八王子駅前歯科では、そのようなご相談もお受けしています。
興味のある方は一度ご相談ください。