小学生になると、どんどん乳歯が抜けて大人の歯に生え変わっていきますよね。
でもなかなか抜けないと不安に感じてしまう保護者の方も多いかと思います。
子供自身、周囲の友達がどんどん歯が生え変わっているのにも関わらず、抜けないと不安に感じることもあります。
そこで乳歯が抜けるのは待つべきなのか、また乳歯がグラグラしてきたので糸で抜くのはありなのか、乳歯の交換時期に関することを詳しく解説していきます。
歯は種類によって抜ける時期が違います。
前歯であれば早いお子さんですと幼稚園の年長さんくらいから、小学校低学年の時期に抜けることがほとんどです。
ですが、ときどき、抜ける時期であるにも関わらず、なかなか抜けないことがあります。
原因は様々あります。
身長と同じで、歯が抜ける時期も個人差が大きいので、まだ抜ける時期で歯ない場合、乳歯の下に大人の歯、永久歯がない場合、乳歯の下に生えてくる永久歯の位置がずれている場合などです。
なかなか乳歯の生える時期というのは専門の歯科医師でなければ判断することができないので、小学生の時期になったら最低でも半年に1度の定期健診を受けるようにしましょう。
そうすることで、個人差の範囲なのかどうかを判断してもらえます。
また、レントゲン写真などの検査を受けることで、乳歯がグラグラしてこない原因を特定することができます。
乳歯がグラグラしてきていない原因で大人の歯がないことも決して珍しくありません。
後から生えてくる永久歯、後続永久歯がない場合は今ある乳歯を一生使っていく必要があります。
安易に乳歯を抜くことができません。
またグラグラしてきた乳歯をよく糸でグルグル巻きにして抜いているのを聞いたことがあるかと思いますが、あまりおすすめの抜き方でありません。
というのも、歯は左右前後にゆれて少しずつ力がかかって抜けていきます。
一定方向の力に抜く力だけかかるのは、歯茎を傷めてしまう可能性もあります。
そもそも糸を巻いて抜くのはかなり難しいので、やめておきましょう。
乳歯がグラグラしてきたら、しっかりとご飯をよく噛んで、できれば30回以上噛むことを意識して食事をするようにしましょう。
そうすることで、乳歯が抜ける力が自然とかかってくれます。
ただし、後から生えてくる永久歯の位置がずれていると、乳歯の根っこが吸収されるはずが、されていないので、無理矢理、力をかけると、根っこが途中でおれてしまうことがあるので、歯医者さんに抜いてもらうようにしましょう。
なによりも定期的に歯医者さんにって、永久歯の生えている状況をしっかりと把握してもらい、必要に応じて、乳歯を抜いてもらいましょう。