インプラントの寿命はどのくらい?

インプラントは半永久的

こんにちは。京王八王子駅前歯科です。

今日は、インプラントは一度入れたらどの位もつのだろう?寿命はどのくらい?という疑問をお持ちの方に向けて記事を書きたいと思います。

インプラントの構造

インプラント構造

インプラントは、画像のように「上部構造」「アバッチメント」「インプラント」の3構造で成り立っています。

インプラントの素材は、チタンを使用しているケースが殆どで、京王八王子駅前使用している米国Zimmer社製の【スプライン(Spline)】もチタンでできています。

インプラントがチタン製である理由

チタンという物質名は聞いたことがあるけれども、他の金属との違いまでご存知の方は少ないのではないでしょうか。

①チタンは錆びない

チタンという金属は、錆びない性質があります。

②チタンは金属アレルギーを起こさない

埋め込んでも金属アレルギーが起こらない特徴があります。

③チタンは熱に強い

チタンは、高温でも変形などを起こさない耐性の強い金属です。

④チタンは骨と結合する

チタンは、骨と結合できる性質を持っています。

このようにチタンは、人の体との相性が非常に良い金属だということがお分かりいただけたかと思います。

つまり、一度埋め込まれたチタン製インプラントは、半永久的に交換が不要なのです。

インプラントを交換しなくてはいけない時とは

インプラントそのものは半永久的でも、交換が必要な場合があります。

①インプラント周囲炎

インプラント装着後、ブラッシングなど手入れを怠ると細菌が繁殖し炎症が起きます。ひどくなるとインプラントし周囲炎が原因でインプラントが外れてしまうことがあります。

②骨粗しょう症

インプラントを支える顎の骨が原因でインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。

骨を再生する治療を行って再度インプラントを入れることもできますが、症状によっては難しいこともあります。

③インプラントの結合がうまくいかない

インプラント手術を行った後、通常長い時間をかけてインプラントと骨が結合するのですが、何かしらかの原因で結合しない方がいらっしゃいます。

京王八王子駅前歯科のインプラントは、チタンにハドロキシアパタイトという結合率を上げる素材が表面にコーティングされているので、これまでに結合しなかったケースはないのですが、他院で治療を受けた方で時々拝見します。

②上部構造は交換が必要

埋め込まれたチタン部分は、半永久的ではあるものの、クラウン部分は金属でないことが多いので交換が必要です。

インプラント自体に保証ってないの?

基本的にどこの歯科医院もインプラントによる保証は行っています。

京王八王子駅前歯科では、インプラント (骨に埋め込まれた部分)の無償保証期間は5年で、一部有償保証期間は8年としています。それ以後は有償としています。

また、上部構造(歯の部分)の保証期間は5ですそれ以後の修理には、実費が必要となります。

インプラントの補償を受けるには条件がある

インプラントの補償を受けるには一定の条件があります。この条件も歯科医院によって様々です。

京王八王子駅前歯科の場合は、1年に1回~2回の定期健診が必須です。

その都度、検査と清掃を行っています。

最後に

インプラントは、きちんとメンテナンスをしてあげれば半永久的に使えます。(上部構造は、残念ながら8~10年を目処に交換が必要ですが)

せっかく高いお金をかけてつけたインプラントですから、セルフメンテナンス、歯科医院での定期健診を怠らずに長期利用していただければと思います。

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