虫歯が引き起こす他の病気。死亡もある。

こんにちは。京王八王子駅前歯科です。

題名を見て「また大げさな!」と思われた方も多いかもしれません。

「虫歯がきっかけで起こす別の病気」について今回はお話ししたいと思います。

歯も体の中の組織であることを分かっているけれど、ついケアをおろそかにしてします方が多いです。

虫歯が進行すると神経に達します。神経は、全身にくまなく走っていますから、虫歯が進行することでむき出しになった神経から細菌が入ると歯の神経を通じて全身をめぐります。

考えただけでも恐ろしい事です。

では、虫歯を放置することで起こる症状例を挙げていきます

①蓄膿症(副鼻腔炎)

これは、上顎の奥歯の虫歯に限るのですが、副鼻腔と言うところに虫歯が原因で膿が溜まる症状です。
通常は、抗生剤を飲むことで改善されますが、症状がひどいと外科手術を行う必要があるのです。

虫歯で蓄膿症(副鼻腔炎)になると言う記事を過去にも書いているので合わせてお読みください。

虫歯で蓄膿症になる!?

②脳梗塞・脳腫瘍

虫歯菌が脳に回り、脳梗塞や脳腫瘍を引き起こすことがあります。この場合、頭が重い・頭痛がする等の初期症状があります。歯科の受診はもちろんのこと、脳神経外科での治療も必要となってきます。

③心筋梗塞・狭心症

歯の神経は心臓の近くにある事もあり、虫歯菌が原因で心筋梗塞・狭心症などの心疾患を起こすことがあります。この場合、胸が苦しい・息苦しいなどの症状が初期症状で出ることがあります。歯科医院での治療はもちろん、循環器科の受診も必要になります。

④顔面神経麻痺

顔の一部または半分が自分が思ったように動かせなくなる症状です。顔面神経は、顔の筋肉を動かす大切な神経です。例えば、目がうまく開けることができない。口から水がこぼれてしまうなどあります。この症状になると原因の虫歯を治す歯科だけでなく、神経内科やペインクリニックの受診が必要になります。

⑤視力低下

①の症状につながるのですが、歯が原因で起きた蓄膿症を歯性上顎洞炎と言うのですが、副鼻腔は視神経にも近く、症状が悪化すると視力低下なども起こりえます。

⑥群発頭痛

同じく①につながるのですが、歯性上顎洞炎が悪化すると眼の奥が重くズキズキとした痛みが走ります。これを群発頭痛と言うのですが、歯性上顎洞炎を歯科・口腔外科で改善し虫歯治療も行う必要があります。

⑦顎関節症

顎が痛い、口を大きく開けられない、口の開閉時にカクカク音がするなどと言った症状です。これは虫歯が悪化したことで噛み合わせが悪くなり、このような顎関節症症状になることがあります。これは、歯科の範囲ですので歯医者さんに相談しましょう。

最後に

いかがでしょうか。虫歯だからと甘く見ないでください。虫歯は早期に治療することで、他の病気を併発することを予防することもできるのです。

面倒だからと放置せず健康診断だと思い、歯医者さんにも通って頂ければと思います。

関連記事

  1. 口移しは子供の虫歯菌・歯周病菌移し

  2. 八王子の入れ歯治療

    30歳代で入れ歯

  3. 治療中に蓋をされた歯の中に何を入れてるの?

  4. 歯のセルフケアのおすすめ

  5. 口内炎にも種類がある

  6. プラークコントロールって何?