こんにちは。京王八王子駅前歯科です。
今日は、虫歯と並んで歯医者での治療の多い「歯周病の治療」についてお話ししたいと思います。
虫歯は、虫歯になった箇所をなくして埋める・被せるなどして治療をすることはご存知だと思うのですが、歯周病の治療方法は?と聞かれるとイメージが湧きづらい方が多いようです。
そもそも歯周病ってなに?
虫歯が歯の症状であることに対して、歯周病はその名の通り歯の周辺の症状を指します。
主に、
- 歯茎が腫(は)れる
- 歯茎から血が出る
- 歯茎が瘦(や)せて歯と歯茎のすき間が大きくなる
が挙げられます。
虫歯の原因は、「ミュータンス菌」などが原因菌ですが、歯周病は「プロフィロモナスジンジバリス菌・アクチノバチルス菌・アクチノマイセテムコミタンス菌」などが原因菌です。
これらの菌は、歯と歯茎の間に存在してゆっくりと歯の周辺組織に影響を与えていきます。
歯周病が進むとどうなるの?
歯周病が進むと
「口臭が強くなる」
「歯茎が下がって歯が長く見えるようになる」
「歯がぐらつくようになり、重症化すると歯が抜けてしまう」
といった症状が見られます。
歯周病は、虫歯と違ってゆっくり進行していくので、自覚症状が少ないのです。
そのために気づいた時には症状が結構進んでしまっている方が多いのも特徴です。
歯周病になる原因は?
これは歯ブラシの際に歯と歯茎の境目の清掃が十分でないことがほとんどです。
歯ブラシが十分できていなかったところで細菌が繁殖し、その菌がプラーク(歯垢)を作り出します。
プラークは、3日ほどで石灰化して歯石となります。
歯石は一度できてしまうと、歯ブラシでは落とすことができなくなり、結果として歯茎に炎症ができます。
また、喫煙やストレスや不規則な食生活も細菌を増やす原因になります。
歯周病治療はどのようにして行われるの?
では、実際「京王八王子駅前歯科」で行なわれている歯周病治療についてお話ししたいと思います。
①お口の中をみます
実際にお口の中を目で見て、確認します。
②レントゲンを撮ります
レントゲンを撮影して目では見えない歯や歯の周りの状況を確認します。
③歯肉の検査をします
検査器具を使って歯肉の検査を行います。
この検査によって以下3つの状態に判定します。
歯周炎:歯と歯茎の境目に歯垢がたまり、最近が出す毒素で歯肉が炎症を起こし、赤く腫れている状態。
歯周炎(軽度):歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが深くなったところに歯石が付き、骨が溶け始めている状態。
歯周炎(重度):歯を支えている骨がどんどん溶け、歯の根が露出し、歯がグラグラし始めている状態。
⑤初期治療・外科手術
⑥定期メンテナンス
最後に
いかがでしたでしょうか。
歯周病の治療は、歯石を取り除くことが主になります。
またなりづらい口の中の環境を作るために、歯磨きで気を付けるべき点などをお伝えするようにしています。
前にもお話ししましたが、歯周病は気づきづらく治療が必要な時にはかなり進んでいる方が多いので、定期的に口内環境を歯医者さんでチェックして歯石を取ってもらうことをお勧めします。