すきっ歯の治療最前線

すきっ歯

皆様こんにちは。京王八王子駅前歯科です。

今日は、すきっ歯の治療についてお話しします。

すきっ歯とは、正式名称で空隙歯列(くうげきしれつ)や歯間離開歯(しかんりかいし)と言います。

すきっ歯になる原因とは

ひと言に「すきっ歯」と言っても原因はさまざまにあります。

  • 生まれつきに歯が小さい場合
    生まれつき歯が小さい方や歯の形が悪い方は歯と歯の間に空間が生まれやすく、すきっ歯になりやすいです。
  • 生えてくるはずの歯が生えてこない場合
    本来、大人は28本の歯が生えるのですが、何かしらの理由で生えてくるはずの歯が生えてこない方がいます。生えてこない箇所のスペースが原因ですきっ歯になってしまいます。
  • あごの大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合
    あごの大きさに対して歯が小さい場合にすきっ歯になりやすいです。
  • 歯周病により歯が溶かされ細くなってしまう場合
    歯周病により、歯槽骨が溶かされることによりすきっ歯になりやすくなります。

など

すきっ歯を放置していると

すきっ歯を放置していると様々な症状が起こります。

  • 虫歯ができやすくなる
    小さな隙間には物が詰まりやすく、歯ブラシをしてもみがき残しが起きやすいので、虫歯になりやすいのです。
  • 発音が悪くなる
    歯と歯の間にすき間があると空気が漏れるので、発音しづらくなります。
  • 噛み合わせが悪くなる
    すっき歯を放置すると、歯の上下の嚙み合わせが悪くなります。

最新のすきっ歯治療法

ラミネートべニア法と言う治療がすきっ歯治療に大きな効果を上げています。

歯の表面0.3mm~0.7mmを削り、セラミック製の人工の歯を貼り付ける方法です。

付けづめをイメージして頂くと分かりやすいかもしれません。

この治療法は、歯のエナメル質を残して薄く削るため、歯の負担も最小限に抑えることができます。

ラミネートべニア法は実は昔からあった

表題に「すきっ歯治療最前線」としましたが、実はこのラミネートべニア法は随分前からあったのですが、近年セラミックや接着剤の質が向上したことで、耐久性・審美性共に非常に高くなり、すきっ歯治療で多くの歯科医師がこの治療方法を取り入れるようになっています。

ラミネートべニア法は「すきっ歯」以外にも効果があります

ラミネートべニア法は、すきっ歯の隙間を埋めるための治療法以外にも、ホワイトニングでは白くならなかった方やちょっとした歯並びの悪さを改善したい方にお勧めです。

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