歯石は、誰にでもお口の中にできてしまうものです。
歯磨きが十分でなかったり、歯磨き自体をさぼってしまうと、歯石は何度でもついてしまいます。
「歯科治療には高額の費用がかかる」とイメージされる方も少なくはなく、なかなか歯科医院へ行けないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、不安なく歯科医院へ行けるように、歯石除去にかかる費用を紹介し、保険適応と保険適応外の違いや、それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。加えて、歯石除去の種類やその必要性を詳しくお伝えします。
1.歯石除去にかかる費用の違い
日本の保険制度は、病気の人には優しく、健康な人には厳しくできています。歯石除去においても、保険適応できる「保険診療」と保険適応外となる「自由診療」に区別されます。
では、保険適応と保険適応外にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれのメリットやデメリットを考えながら、歯石除去にかかる費用についてご紹介します。
1-1.保険適応の場合
京王八王子駅前歯科では、歯石除去を保険適応の費用で受けることができます。費用は、1回1,500円から2,000円程度で、対象者は病気の人(歯科では虫歯や歯周病など)です。
ただし、保険適応するかどうかの判断は、事前に相談が必要になります。
メリットは、治療費が安いこと。治療時間の治療で済むことです。
デメリットは、保険のルールに制限があること。短時間治療のため、通院回数が増えることです。
1-2.保険外治療の場合
歯の美しさや予防目的の歯石除去は、保険適応外の費用となります。対象者や治療内容に制限がなく、誰にでも治療が可能です。保険診療との違いは、時間です。1回の時間を長くとり、集中して歯石除去を行います。
メリットは、集中して治療が受けられる。通院回数が少なくて済むことです。
デメリットは、全額自費となるので保険診療と比べて高額になります。
2.歯石除去の種類と費用
歯石除去には、歯の表面の歯石を除去する方法とさらに奥深くの歯石を除去する方法の2種類があり、それぞれ費用が異なります。ここでは、歯石除去の種類とその費用についてご説明します。
2-1.スケーリング
スケーリングとは、ハンドスケーラーや超音波スケーラーを使用し、歯の表面に付いた歯石、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)の浅い部分にたまった歯垢や歯石を除去することをいいます。
2-2.ルートプレーニング
ルートプレーニングは、スケーリングの後に行われるものです。ルートプレーニングは、スケーリングでは取りきれない歯石の除去に使います。主に、歯周ポケットの奥に付いた歯垢や歯石を除去する方法です。歯の根元の表面を滑らかにして、歯垢を付きにくくすることができます。
2-3.スケーリングとルートプレーニングの費用
ルートプレーニングは、1本約180円~200円
スケーリングは、初診料+検査費+スケーリングで約3,500円